Green, Forest and Nature.

WEBLOG articles by the Vice Chairperson of The Mountain Naturalist Club

玉川上水~連続講座から・2 江⼾市中へ

玉川上水 江⼾市中へ:甲州街道と内藤新宿・四谷大木戸 甲州街道 甲州街道は: 半蔵門~外堀(四谷見附)~四谷大木戸までは江戸市中 (大木戸から市外へ)~内藤新宿~八王子~甲府~信濃国下諏訪宿で中山道と合流します。 新宿界隈から江戸城内へは現在の…

玉川上水~連続講座から・1 羽村~江戸へむかう上水

江戸の街を支えた玉川上水 山の自然学クラブでは、複数回にわたって玉川上水の観察会を行いました。羽村の取水口から四谷大木戸まで全区間を複数回に分けて見学しています。玉川上水について簡単にまとめました。 玉川上水 とは 玉川上水は、多摩川上流の羽…

岩井崎(気仙沼市) ~古生代の暖かい海で形成されたサンゴ礁の化石群を歩く

三陸自然学スポット紹介・岩井崎の海岸 行ってみよう、見てみよう。三陸の地元学・自然学 岩井崎(気仙沼市) ~古生代の暖かい海で形成されたサンゴ礁の化石群を歩く~ 岩井崎を構成しているのは、古生代ペルム紀中期(約2億8900万年前~2億4700万年前)の…

写真展「阿蘇の自然と波野の日常」2022年11月

Aso and Namino Exhibition 2022 2022年11月8日から 道の駅波野・神楽苑 で 写真展「阿蘇の自然と波野の日常」Aso and Namino Exhibition 2022 が開催されます。 道の駅波野・神楽苑 と、日本緑化工学会 生態・環境緑化研究部会 と、九州産業大学 内田研究室…

身近な自然学・神宮外苑で晩秋の植物観察をたのしむ

身近な自然学・神宮外苑で晩秋の植物観察をたのしむ 2022年12月3日(土)に、山の自然学クラブでは現地講座「神宮外苑で秋の植物観察」を開催します。 2022年12月3日 身近な自然学・神宮外苑で晩秋の植物観察をたのしむ樹木医の石井誠治さんにご案内頂きなが…

森の妖精・おばけ? ギンリョウソウと森の関係

2020 年 7 月のことです。私たちの活動地(森林復元の対象地)でギンリョウソウを見ることができました! 透けて見えるような白い色をしていて(色素がないためなので表現がビミョーですが)、湿った暗い場所にふわっと現れるようす、なんとも神秘的な植物で…

富士山湧水のヒミツと幻の滝

富士山に、一年のうちほんのわずかな間だけ現れる滝があるのをご存じですか? その名も「幻の滝」。例年5月初旬に姿を現し、6月初旬には姿を消してしまう雪解け水の滝です。幻の滝の場所は、富士山の東側、標高2000メートルほど。気温が上がって増えた雪解け…

2020年・3月11日を迎えて

3月11日によせて・2020年 東北地方太平洋沖地震から9年が経ちました 今年は令和2年・2020年になりました。(山の自然学クラブ事務局ブログにもほぼ同じ文章を掲載しています) ここしばらくの期間、会での活動・取り組みについて、そして自身の研究や活動に…

福岡堰と伊奈半重郎十郎忠治

小貝川の福岡堰 茨城県常総市、つくば市、つくばみらい市の3市が接するあたり、 小貝川の川岸に桜の名所としてよく知られている「福岡堰」があります。そして堰の脇には「伊奈神社」があります。 福岡堰は台通・川通用水路、中悪水路などの用水路の水源とし…

外苑の景観に関して思うこと

外苑の景観に関して思うこと 東京オリンピックを2020年に控えて 前回の東京オリンピックから55年。国立競技場や、東京体育館、代々木公園などの樹木が大きくなって、少し遠くから施設が隠れて見える高さになっていました。太平洋戦争の終戦から70年、学徒出…

富士山の樹海と大室山の天然林

山の自然学クラブでは2003年から富士山南麓の国有林内で台風の風倒被害のあったヒノキ人工林を天然の広葉樹林に復元する「富士山森林復元活動」富士山南山麓「森林復元活動」(森林ボランティア活動)の活動をしています。 活動のキャッチフレーズは「森を育…

和製英語と日本語(2011年11月記載より)

和製英語と日本語 2011年11月記載ブログより ※ このコラムは、2011年11月の山の自然学クラブ・事務局ブログに記したコラムからの引用(一部修正しました)です。 http://shizen.hatenablog.jp/entry/20111006〜日本語とことばについてのひとりごと〜このころ…

活動をデザインしていく醍醐味と難しさ

活動は「デザイン」するものなのだろうか 様々なデザイナーとの交流を経験して 十三浜プロジェクトが2014年のグッドデザイン賞を受賞しました。ありがたく、また、ほっとしています。最初、共同事業者である専門学校の先生から応募しようと考えているのです…

山の自然学クラブでの活動について・砂防緑化の視点から

山の自然学クラブの理事を務めさせていただいております。役割としては、森林および植生の復元、緑化、自然再生の分野を担当しています。専門(大学における専攻分野)は造林学と緑化工学でした。大学生の時に司書と学芸員の資格を取得しました。司書の資格…